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今月の一店逸品

2016年4月号 各地から集結した商人特集 老舗のこだわり編 Vol.4

削りたてをいつでも「鰹上削り」

秋山商店         TEL :  03-3541-2724

大正5年、芝にて創業。市場の築地移転をきっかけに現在の場所へ。秋山商店の代名詞といえばなんといっても「元祖 削り節」。それまでの鰹節といえば、プロも主婦も、買った人が自分で削るのが当たり前だった。それを初代 銀次郎が「削って売る」サービスをはじめた。

現在、店頭では6種類の削り節がならび、外国人向けにはかさばらないよう真空パックでの販売もしている。「鰹節削り」は風味豊かで、煮物やお吸い物と幅広く使え、海外の料理人も仕入れにやってくる。

▼1963年に描かれたお店の絵/Takeuchiと書かれているがそれ以上のことは不明

赤と青どちらがお好き?「干しぜんまい」

伊勢龍商店         TEL :  03-3541-8862

明治38年、浅草駒形にて創業し昭和26年に築地へ。食材のことや商売のこと、この店で学び食のプロへと育った人は多い。かつて働いていた青年が、大手外食チェーンの創業者の一人となったことは有名な話。商売の基本は料理人目線の豊富な品揃え。乾物を中心に、調味料、粉類、瓶詰め、缶詰、珍味など数知れず。

今の時期におすすめなのが「干しぜんまい」。赤干しは天日干し、青干しは室に入れて燻製にしたもの。山菜の王様ともいわれる春の食材、国産の味をお試し下さい。

▼いまだ現役のはかり/仕組みがシンプルなので狂いません

本物の味が詰まっています「缶入り海苔」

金子海苔店         TEL : 03-3541-5946

慶応2年、かつて江戸前海苔の一大産地だった大森にて創業し、その後築地支店をオープン。お店がある白壁に可愛らしいエンジェルがポイントのモダンな建物は、築地のランドマークともいえます。

伝統と新しさの融合という意味で誕生した商品が「缶入り海苔」。ポップなデザインはイラストレーターの川原瑞丸氏によるもの。最上級の有明産の味付海苔や焼き海苔が詰まっていて、調味料は無添加。若い人向けのお土産や外国人に受けています。

▼昭和のはじめから波除通りをずっと見守ってきた白い建物

コリコリの歯ごたえ東京ブランド地鶏「東京しゃも」

鳥藤         TEL :  03-3541-2545

明治40年、浅草六区近くで鳥料理店として創業。その後日本橋魚河岸に移るも関東大震災にて焼失し、それをきっかけに築地へ。築地では鶏肉の卸問屋として商売を大きく広げました。仕入れのネットワークと目利き、産直で仕入れた鶏肉を自社で解体することで、鮮度を保ったままの販売が可能に。

いまのイチ押しは「東京しゃも」。江戸時代から親しまれた軍鶏鍋の肉質を再現すべく、蘇る軍鶏として研究を重ね、東京・あきる野市にて生産されましたが、生産者が少なく今では貴重な鶏肉となりました。赤みが濃くよくしまっていて脂肪が少ないのが特徴です。

▼昭和30年代の写真

とろけるうま味「鮪SOFTけずり」

和田久         TEL : 03-3541-0009

大正14年、初代が神戸から東京馬喰町へ出てきて乾物屋を創業。昭和21年に築地へ移り鰹節屋としての商売を広げてきた。最近、新たな商品として販売したのが「鮪SOFTけずり」。名前の通りふんわりソフトな口当たりで、マグロ節ならではの上品な風味があり、色がきれいなのでトッピングにおすすめです。パッケージの文字は会長による手書きです。

現在、3代目社長は世界に鰹節文化を広げることに挑戦中。自らスペインに出向き工場を作って現地スタッフと奮闘しています。日本の鰹節が海外で手軽に食べられるのももうすぐです。

▼神棚にある恵比寿 大黒 裏には昭和14年とある

▼店奥に掛かっている立派な看板 昭和15年頃の物

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