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今月の一店逸品

2016年3月号 各地から集結した商人たち 老舗のこだわり編 Vol.3

こだわりが伝わってくる「海苔 有明ごのみ」

築地 伊藤海苔店         TEL :  03-3541-9504

諏訪出身の初代が、両国で海苔問屋をはじめたのが昭和元年のこと。もともと諏訪には江戸時代から続く海苔の行商の歴史があり、初代もその経験を経て東京へやってきた。戦後になって場外店舗をオープン。

「有明ごのみ」は、パリッとした歯切れの良さと、程よい塩気、磯の香りが特徴。頑固おやじのイラストは、なかなか表に出てこない職人気質の3代目社長がモデル。このパッケージのアイデアを出したのは販売を仕切る4代目。商品への自信と家族の絆が伝わってきます。

▼両国の創業地の場所/かつては丸二海苔店として営業

▼お店の「紋」は丸二海苔店のなごり

知ってる人は白を選びます「北海道産 白小豆」

三栄商会         TEL :  03-3542-1022

店のはじまりは、東京駅八重洲近くで100年以上続いた米穀商の大川屋。戦時中は政府の統制下にあり、その後同じ場所での営業が許されず、上野御徒町にて雑穀商を再開、やがて築地場外へ。

老舗の雑穀店としてのこだわりは、なんといっても品揃え。おすすめは、北海道の契約農家に作ってもらっている「白小豆」。栽培が難しく生産者が減っていて、味にこだわる和菓子店しか使われていない貴重品。さっぱりとした風味と舌触りが特徴です。いいものを販売し続けるのが問屋の役目。ちょっと贅沢な白小豆を使ってみませんか?

▼戦後に建てた倉庫(中央区蛎殻町)レンガの壁や窓の形が時代を感じさせる

味の深みが違います「真昆布」

吹田商店         TEL : 03-3541-6931

明治25年大阪にて創業し、関東大震災のあと築地へやってきた。東京進出のきっかけとなったのは、かの美食家 北大路魯山人でした。当時の東京では、昆布だしは一般的ではなく、上質の昆布は出回っていなかった。東京でも昆布を使いたいという魯山人の願望が、吹田商店の築地出店につながった。

昆布だしでもっとも上物とされているのが「真昆布」。関東では同業社でもあまり扱わない。大阪発祥の昆布問屋が誇る昆布を是非お試しあれ。

▼創業地 大阪"靭"の名が入った半纏

▼築地移転初期に使用していた袋と帳簿

肉屋が作るとこうなります「牛肉のしぐれ煮」

近江屋牛肉店         TEL :  03-3541-7398

滋賀県で修行した初代が昭和4年に荒川区で食肉卸小売業として創業。昭和30年代に築地へ移転し、プロから一般客まで幅広く指示されるお店に成長。現在の3代目のこだわりは、老舗としての変わらぬ目利きと、新しい商品の提案。

「牛肉のしぐれ煮」は、まさに新しい店の味として今年誕生した逸品です。国産牛肉に、生姜、醤油、砂糖を加え、弱火でじっくり煮詰めました。牛肉屋が作ったご飯のお供です。

▼一番右 初代社長/昭和中頃 冷蔵庫は氷で冷やしていた頃

▼3代目の幼少期/店前にて

▼代々使用してきたソロバン

時代は変わっても味はそのまま「玉子焼き」

築地山長         TEL : 03-3248-6002

昭和24年、中央区小田原町(現 築地7丁目)にて創業。かつては卸専門だったが、平成21年に築地場外に出店したことをきっかけに時代のニーズに合わせた商売を展開。玉子焼きを串に刺し手軽なテイクアウトをはじめたパイオニアです。

創業以来まったく味を変えていないのが「プレーンの玉子焼き」。厳選された産直の朝採り卵を、品質を確かめながら手割し、熟練の職人によって手焼きしています。味の決め手は鰹だしと甘めのみりん。添加物は一切使っていません。お寿司屋さんが認める玉子焼きはいまや築地の名物です。

▼玉子焼きをフライパンから取り出すときに使用する板

▼使い込んだヘラ

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